列車の旅のお楽しみ「駅弁」
今日は東北新幹線で東京に移動。出発がお昼時になってしまったので、久しぶりに駅弁を買うことにしました。
JR仙台駅は、駅構内に多くの土産物店や弁当屋がありますが、新幹線に乗る際は、新幹線中央口側の改札内で買うのが吉。
コンビニ(NewDays)の他に、駅弁屋もいくつかあり、いろいろな種類を選びながらもサッと買えて、すぐにホームへ向かえます。
改札をくぐって、まず右手に見えるのが「駅弁屋」。
この駅弁屋は仙台駅に6店舗あり、新幹線ホームに3店舗、新幹線改札内(中央・南)に各1店舗、改札外に1店舗。
ここでは各社の駅弁を取り扱っており、宮城の海の物山の物、いずれも選ぶことができます。
冷蔵のショーケースを見てみると、大きく分けて海産物系と牛タン系に分かれていました。
海鮮丼という気分ではありませんでしたし、大好きなサバの押し寿司も「金華サバ」ということで少々値が張っています。
それでは牛タン系という流れになりましたが、有名どころで全国区のこばやし「網焼き牛たん弁当」(ひもを引く加熱式のもの)は、これまでにも何回か食べたことがあります。
折角なので、何か食べたことがないおいしそうなものはないか逡巡していると、伯養軒「牛たん味くらべ」が目に入りました。
仙台の駅弁といえば、やっぱり「牛タン」が正解!
この弁当は、牛タン焼きの定番である塩に加え、甘辛い味噌焼きと牛タンのつくね照焼きが添えられており、ご飯には甘しょっぱく煮込んだそぼろ煮が敷いてあるもの。1つの弁当で4種の牛タンが味わえるとあって、結構、魅力的。
お値段も1,050円と、駅弁ではお手頃の部類に入ることから、今回はこの駅弁にすることとしました。
座席に着席し、出発するまではパッケージを楽しむ。
やはり駅弁は、流れる車窓を見ながら食べたいもの。
そんなこんなしているうちに、出発の時間となりました。
いよいよご対面。
確かに4種類の牛タンがご飯の上に載っています。
写真手前左下が牛タン焼き(味噌味)、右下が牛タン焼き(塩味)、左上が牛タンのつくね照り焼きで、敷き詰められているのがそぼろ煮となっています。
付け合わせとして、はじかみ生姜が添えられているほか、煮物としば漬けも入っていました。
さあ、実食!
まずは、定番のタン塩から。
これは美味しい。
ご飯にもよく合う。
はじかみを少し齧り、次に味噌味の牛タン焼きを頬張る。
多少甘さが前に来たが、これも美味しい。
一度、タン塩に戻ってから、牛タンのつくね照り焼きを食べてみる。
これも甘めですが、しっかりと牛タンの味がします。
そこで牛タンのそぼろ煮とともに、ごはんを掻き込む。
甘じょっぱい牛タンというのは初めて食べたが、これはこれで美味しいかも。
牛タンを食べ進める中、煮物もしば漬けも、いいアクセントになりました。
でも、色々食べたけど、一番おいしかったのはタン塩だったかな。
気がつくと、まだ1つ目の駅である白石蔵王駅に到着する前に食べきってしまいました。
そういえば、車窓の景色もあまり見ていなかったことに気づき、多少後悔。
しかし、それくらい没頭できる弁当でした。
ご馳走さまでした。
また、いつの日か食べてみたいです。
お店の情報
店名:駅弁屋 仙台新幹線中央改札口店
場所:JR仙台駅(3階新幹線改札内)
時間:6:00~21:50
定休日:なし