西成の立ち飲みホルモンの有名店

大阪に行った際に、是非とも立ち寄りたい店がありました。
それは、西成区のあいりん地区にあるホルモン屋さんの「マルフク」。

「マルフク」は、ホルモン焼きの立ち飲み屋さん。
労働者の街らしく、お酒と美味しいホルモン焼きを安価に提供しており、いわゆる「センベロ」を愉しむことができるお店です。

ここの名物は激安のホルモンですが、激ウマの豚足煮込みがあるという話を聞いて、どうしても1回食べてみたかったのです。
新世界から歩いてすぐなので、散歩をしながら「マルフク」さんに行ってみました。

新世界から「マルフク」へ

新世界は、大阪でも指折りの観光スポット。
日中は観光客で賑わっています。

そこから南下し、ジャンジャン横丁を抜け、地下鉄動物園前駅まで出ると、道を挟んで向かい側が西成区のあいりん地区となります。
この地区は「日本三大ドヤ街」と知られ、観光地からガラリと雰囲気は変わりますが、現在は外国からのバックパッカー達が宿泊するスポットにもなっています。

初めてこの地を歩いたのは10年以上前になりますが、随分と雰囲気は変わり、地元以外の者も歩きやすくなった印象です。
Nishinari
・新世界から「マルフク」に向かう途中。この看板、私もちょっとグッときました。

新世界から10分程度歩いたでしょうか。
堺筋の大通りに面した「マルフク」さんの看板が見えてきました。
Horumon Maruhuku

店内を覗いてみますと、常連さんと思しき方しかいません。
なお、通りに面した部分が鉄板。
大きな鉄板で大量のホルモン等を手際よく炒めていました。
Horumon Maruhuku

なお、店内はカウンターのみの立ち飲み屋スタイル。
カウンターが奥まで続いています。
この日は土曜日の13時頃に訪問しましたが、20人入るカウンターは満席近くになっていました。
Horumon Maruhuku

こういうお店に初めて一人で入る際は、多少勇気がいりますね。
エイッと入店します。
ちょうど奥のほうに一席空いていましたので、そこに落ち着くことにしました。

いよいよ「豚足煮込み」とご対面!

まずは、生ビール(220円)と所望していた「豚足煮込み」(220円)を注文します。
そうすると、すぐに鍋から豚足煮込みをよそってくれて、生ビールとともに目の前に出てきました。
tonsoku

生ビールは、使い捨てのプラコップ。
豚足煮込みも、豆腐が入っている薄手のプラスチック製容器みたいなものに入れられ、側面にマジックで金額が書かれていました。

う~ん、合理的で豪快!
これまでに訪問した立ち飲み屋さんにはなかった感覚です!

ちなみに憧れの豚足煮込みはとろとろに煮込まれていて、お箸でほぐせるほど。
tonsoku

これまでに、こんな豚足は食べたことがありませんでした。
お箸でつまんで口に含むと、豚足の臭みがないことにビックリするとともに、皮の部分か軟骨の部分かわからないですが、醤油ベースの甘辛いタレがしみ込んだ「とろっとろの濃厚なカタマリ」にノックアウトされてしまいました・・・

これで220円とは。
コンビニエンスストアのホットスナックで、ナントカチキンとか食べるのが馬鹿馬鹿しいくらいです。

本当に美味しい。
この豚足煮込みでご飯を頬張りたいくらい!

これはゆっくり愉しもうと、追加でホルモン(140円)を注文しました。
鉄板からホルモンをすっとすくい、例の豆腐のパック様の入れ物に入れて到着です。
horumon

これも美味い!

甘辛いタレで炒められたホルモンは、いくつかの部位が入っているのでしょうか?
歯ごたえがあるもの、そして柔らかいものと、食べていて飽きません。
そして、ときどき来るジュワっとくるほんのり甘い脂が最高!
これはビールと合いますね!

次の予定があるので、早々に切り上げますが、未練がいっぱいです。
ああ、生センマイも頼めばよかったかな・・・
いや、もう一つ豚足煮込みを食べたかった・・・

しかし、お会計の時間です。
しめて驚異の580円でした!
このお店、近所にあったら間違いなく毎日通ってしまいますね。

まとめ

ここは激安のホルモンが有名ですが、とろとろに煮込まれた「豚足煮込み」は外せません。
入店までのハードルは多少高いかもしれませんが、是非とも一生に一回は食べていただきたい逸品ですね。
私は次回訪問するときには、千円札握りしめて「豚足煮込み」2つと生ビールを注文したいです!


お店の情報
店名:マルフク
場所:大阪府大阪市西成区太子1-6-16
時間:8:00~22:00
定休日:なし
電話:06-6641-8848